絲原記念館絲原家

絲原記念館外観

歴史

絲原家は備後(現在の広島県)の武士だったが、17世紀初頭にこの土地へ移住して農業を始めた。まもなくたたら製鉄も行うようになり、江戸時代に藩から製鉄を許された「鉄師5家」のひとつに選ばれた。20世紀初頭までは製鉄業を主に、その後は山林業を主とした。また、11代当主は馬術の名手で当時の藩主に指導するほどだったなど藩との親しい関係を伺わせる逸話も残る。現在の当主は15代である。

概要

絲原記念館は、絲原家の歴史を紹介することを目的に、1980年に開館した施設で、蔵を模した第一棟にはたたら製鉄の行程や調度類など歴史資料が展示され、二階建ての布団蔵を改装した第二棟には代々の美術コレクションが公開されている。
また、広大な敷地内には19世紀中頃から数十年をかけて整えられた出雲式庭園、20世紀初頭に建てられた主屋、製鉄を司る神を祭った神社などが点在し、当時の暮らしぶりを偲ぶことができる。

インフォメーション

住所
〒699-1812 島根県仁多郡奥出雲町大谷856Google Mapを開く
開館時間
9:00 am - 5:00pm 展示替期間中、年末年始は休館
ウェブサイト
http://itoharas.com

現在の展覧会

Annual Ceremonies at Itohara Family
September 13, 2019 – March 8, 2020
The poster of exhibition

芸術

文化

Architecture

江戸時代(17世紀-19世紀中頃)、大正時代(20世紀前半)、蔵