八雲本陣木幡家

八雲本陣外観

歴史

木幡家の祖先は16世紀に京都から移り住み、当代で16代となる。新田開発によって17世紀初頭には大地主となり、酒造業などを営んでいた。
木幡家が位置する宍道町は旧山陰道に面した交通の要衝で、江戸時代に歴代藩主が藩内を移動する際には必ず通る道筋でもあったため、藩の役職を命じられていた木幡家は本陣宿を勤めており、藩主らとの逸話も数多く残っている。

概要

藩主の為の書院の間がある主屋おもやは1733年に建てられたもので、国の重要文化財に指定されている。明治時代、主屋に続くように建てられた複数の座敷も、重要文化財に追加指定された。
これらの他、松江藩の家老宅から移築した部屋、大正時代に皇太子を迎えるために新築された飛雲閣ひうんかくなども含め、木幡家住居は八雲本陣として公開されており、伝来する書画や工芸品、民俗資料、藩主を迎えた時の記録を貼った屏風など文書類なども見ることができる。

インフォメーション

住所
〒699-0401 島根県松江市宍道町宍道1335Google Mapを開く
開館時間
10:00 am- 4:30 pm 火曜日休館

芸術

文化

Architecture

江戸時代(17世紀-19世紀中頃)、明治時代(19世紀後半−20世紀前半)