出雲民藝館山本家

出雲民藝館外観

歴史

山本家の本家は16世紀に京都から移り住んだといわれ、1716年に本家から分家した山本家は、新田開発等によって広大な田畑を有していた。地域を統括する役職や藩主が領内を巡る時の本陣宿も勤め、藩内で流通する通貨の保証元を請け負うほどの豪農だったが、「生涯質素倹約を守り流行を追わない」という5代当主が残した家訓が受け継がれており、この質実剛健な家風を表すような、簡明にして豪華な屋敷の外観を今も見学することが出来る。

概要

出雲民藝館は、1974年に開館した。広大な土地で収穫された米を収めていた米蔵を改装した本館には、19世紀中頃に各地で起こった民藝運動の趣旨に感銘を受けた山本家の寄付や、県内外の協力者の援助、指導により、島根県内および全国から集められた陶磁器、漆器、木工、染織など「日用の美」を伝える民藝品が展示される。また、木材蔵を改装した西館には地元の作り手による近代の民藝品が展示されている。

インフォメーション

住所
〒699-0751 島根県出雲市知井宮町628Google Mapを開く
開館時間
10:00 am - 5:00 pm 月曜日休館*月曜日が祝日の場合は開館、翌日休館
ウェブサイト
http://izumomingeikan.com

芸術

文化

Architecture

江戸時代(17世紀-19世紀中頃)、蔵