田部美術館田部家
歴史
現在も日本有数の山林所有者である田部家の祖先は、紀州熊野の出身と言われている。1460年頃吉田村で製鉄を始めた田部家は、製鉄を始めたこの当主を初代とし、現当主で25代となる。
17世紀初頭、6代当主の時代からこの地で大規模なたたら製鉄に取り組んだ田部家は、製鉄業、新田開発、山林業で栄え、製造した商品を中央の港まで運ぶための自前の大型船をもつほどだった。
概要
1865年、火災により吉田村の3分の2が焼失し、田部家も帳簿を納める20棟の蔵以外全て焼失した。吉田村に並ぶ田部家の土蔵群は焼け残ったもの、屋敷は村に配慮して簡素な造りで建て直されたものである。
松江市内、武家屋敷の並ぶ一画に建つ田部美術館は島根県知事も務めた23代長右衛門が1979年に開いた美術館で、茶道美術展示を主とし、一年を通じて松平不昧公ゆかりの茶道具の取り合わせや出雲地方の工芸品の数々を見る事が出来る。
インフォメーション
- 住所
- 〒699-0888 島根県松江市北堀町310-5Google Mapを開く
- 開館時間
- 9:00 am – 5:00 pm 月曜日休館*月曜日が祝日の場合は開館
- ウェブサイト
- http://tanabe-museum.or.jp
現在の展覧会
- Works for Tea Ceremony
- November 12 - December 27, 2019
芸術
文化
Architecture
菊竹清訓(1928-2011)